モッチのひとり言

菊本和昭さんのトランペットコンサートがあるというのを知って、聴きに行って来ました。


彼は　京都市立芸術大を首席卒業、同大学院を首席で修了され、数々のコンクールで一位をとっておられる若手の大変優秀な演奏家です。（ド素人の私が言うのもなんですが・・・）
今年　『ジャパン・ブラス･コレクション』という　選抜メンバーによるコンサートを聴きに行った折　出演しておられて知りました。
彼の演奏を聴くのは　その時以来・・・です。
五種類のトランペットで　私達に馴染みのあるクラシックからジャズまでを　佐竹裕介さんのピアノ伴奏で演奏されました。
ピッコロトランペットでスタッカートばかり入った難曲を演奏されたり、　哀愁を帯びた『エレジー』、ウエストサイドストーリーからの曲、カーペンターズメドレー、迫力ある『皆殺しの唄』、ニニ・ロッソの『夜空のトランペット』などなど　どれも素晴しい演奏でした。
オーケストラでは　どちらかというと弦楽器が主体、ブラスの魅力を楽しめるのは　今回のようなコンサートだと思います。
また　演奏の合間に　楽器の説明・曲の解説等　楽しくわかりやすくお話しされ、雲の上の存在の演奏家を　とても身近に感じることが出来ました。（お話が上手で　親しみやすい雰囲気を作られる・・・、さすが関西人です）


（写真は全て千里ＡＳＡ‐ＣＯＭからいただきました）
コンサートのあった朝日新聞の千里ＡＳＡ-ＣＯＭホールには　はじめて行きました。　
エントランスホールでの演奏会との事でしたが　、天井が高くて広いし　とても聴きやすい、しかもアットホームな感じ、今回の様な演奏会の為に用意されたようなホールでした。

トランペットの音色は　華やかでとにかく美しい！!　　　いいもんです。
世の中の事も全て忘れ　トランペットの世界にはまり込んだ素晴しい時間でした。

おまけ･･･50年程前（大昔です）　私が所属していた中学校吹奏楽部が吹奏楽コンクールに出場した時　演奏会の前に　西宮の今津中学校の練習風景を見ました。ご指導の先生の厳しさ　演奏のレベルの高さを　今でも覚えています。
菊本さんは西宮のご出身とのこと、ひょっとしてその伝統校のご出身なのかなあ？と思いました。