2016年07月30日
ピアニスト・中村紘子さんご逝去
ピアニストの中村紘子さんが死去されたというニュース聞いて驚いた。
2年くらい前だったか 病気で休養されるというニュースは聞いていたし、その後も休養を延長するという話も 新聞か何かで知った。
でも 2~3か月位前(?)に 『題名のない音楽会』に出られて 客席から 若い天才演奏家に温かい励ましの声を掛けておられたのを見ている。
ああ、元気になられたんだなあと思っていた所だった。
中村紘子さんの演奏会は ずっと前に行った事がある。
小柄な方の様だったが、ピアノを弾かれると、とても大きく見えた。
演奏家は指が命、料理はされないのかと思っていたら、TVでピアノと料理を一度にしたり、ユーモアもあるピアニストだと常々思っていた。
中村紘子さんの書かれた『ピアニストという蛮族がいる』という本を 前に読んだ事がある。
その本、色んな演奏家の色々な話が出て来た。
トスカニーニ、ラフマニノフ、ホロビッツ、・・・等、音楽のプロのお話が沢山出て来た。
天才と言われる音楽家は、少々変わり者が多いとか・・・。
手の大きいラフマニノフ、ホロビッツ・・、でもショパンは 中村紘子さん位だとか。、大きいと1オクターブ以上届いて良さそうだが、大きすぎると鍵盤にうまく入らないと書いてあった。
晩年のホロビッツさん、来日公演されたのを 昔 テレビで観たが、自分専用のピアノを持ち込まれたと聞いた事がある。
その本によると、日本の女性の草分け的存在が 幸田延と言う方だそうで、幸田露伴の妹だと書いてあった。 米国ボストンとウィーンに留学して ピアノ・ヴァイオリン・声楽・作曲等あらゆるものを身に着けて帰国されたとか・・・。
その弟子に当たる方が 久野久と言う方だそうで、この方も有名な方だったらしい。
音楽の開拓者として 大変な努力をし 苦労もされたようだ。、
中村紘子さんは、国際的なコンクールの審査員を何度もされた方・・・・、本に書かれるくらい なんでもご存じで、話題が多い。
ピアニストであるだけでなく 主婦でもあり、作家でもあり・・・で、人間としての広さも持っておられるのだと思った。
元気になられると思っていたので いまだに信じられない。
Posted by モッチ
at 22:29
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