モッチのひとり言

札幌の保育園

『母子で通った札幌の保育園に　私も孫と行った。孫の母が引っ越しの準備で忙しい
ので、代わりに私が保育園に付き添って行って　部屋で過ごした。その時の写真』


随分前の話になるが、下の孫の話で　今でも忘れられない事がある。

それは　孫の家族が　北海道に転勤になった時の話・・・・。

札幌に転勤だという話を聞いて　最果ての地に行くような気がして　私も嫁も落ち込んだ

孫が小さかったので　札幌に行く時、2年後札幌から次の所に引っ越す時、数日して次の新しい所に荷物が着いた時の合計3回　私が数日間ずつ子守りに行った。

引っ越しの荷物を発送してから　北海道に荷物が着くのには　３～４日掛かったように思う。
荷物が届くまではホテル暮らし、次に住む部屋の掃除や色々な手続きの時間となる。

お嫁さんと私で　バギーに乗せた孫を連れて　役所に行った。子育て支援についてお嫁さんは熱心に聞いていた。
荷物が着いた後も　私は　札幌では大通り公園そばのホテルから　荷物だらけのマンションに　毎日通った。

雪の多い所で　母子が昼間　どの様にして暮すんだろうと　私は心配していた。

ところが　札幌では　近所の保育所に母子で通って　寒い時は部屋で遊ばせてもらったり　天気の良い時は　園庭で遊んだり出来る仕組みになっていた。　
そのお陰で　母子共にお友達が出来て、札幌での２年間を　楽しく過ごせたらしい。

札幌では　電車に乗ったら　子供連れには必ず席を譲ってくれるし、とても心の温かい人が多い所だったようだ。
２年後に転勤でマンションを去る時に(私もその場にいたが）、夫婦が「札幌は　いい所やったなあ！」と　マンションを振り返って眺めながら　しみじみ言っていたのを思い出す

札幌が　子育て支援が充実していて　そんないい所だったとは　　観光旅行で行った時には　全く気付かなかった。

もうひとつおまけの話、その家族が　札幌から年末に帰省して来た時の息子のセリフ・・・、「大阪は寒いなあ！」

北海道のマンションは　二重窓だったし　特大の石油ストーブが備え付けられていて　家中をそのストーブで温める。太い管で灯油が直接部屋に送られていた。

我が家は　部屋を温めても　廊下や階段は寒い！

その孫が　札幌から次に引っ越したマンションで　１週間位生活した頃、母親に「早くお家に帰ろ？」と言ったらしい。
3歳だったので　引っ越しの意味が分からないので　お友達のいた元の札幌にいつ帰るんだろうと小さいながらにも思ったようだ。

その孫も今は小学生、北海道の記憶は全く無いらしい。
保育園でのお友達の何人かは転勤族、今は何処に住んでいるんだろう？