モッチのひとり言

ガイドさんに聞いたら　楽友協会ホールが　昼食をとった場所から徒歩圏内にあるという。
楽友協会ホールとは　ウイーンフィルの『ニューイヤーコンサート』を　毎年お正月に　テレビで生中継する私の憧れのホール・・・、食事のあとのフリータイムに二人で行くことにした。

オペラ座前から出発　地図を頼りに歩いたら何とか着いた。　というか、歩いていたら、『楽友協会ホールでの音楽会に　数日後に行くので　前もって場所の確認に来た』という日本人と出会って　ホールまで一緒に行った。(ついて行った？）　オペラ座からは　結構近かった。
その方はホールを確認して　戻って行った。

時間がかなり過ぎていたので、入り口に着いたら　私達二人だけだった。受付の人が何か言ってるが　さっぱりわからなくて　こっちもしどろもどろで返すが通じない。
最後に「×△●＊○■☆××ガイドツアー？」らしき言葉が聞こえてきて、「Ｙｅｓ！」といったら　入る事が出来た。

楽友協会には　二つのホールがあり、ここは大ホール。『黄金のホール』とも呼ばれていて　内部一面に金箔が貼られている。



ガイドさんが説明していた
添乗員さんから　『ドイツ語の説明がつく』と聞いていたので　どうせわからないと思って聞かずにいたら　英語だった。でもちんぷんかんぷんだった。
舞台そばまで行って　楽団員の座る椅子も見たが、予想外に粗末（というか　質素）でびっくりした。こんな椅子に座ってても　あんな美しい音楽が演奏できるのかと思った。



ホールの後方
ウイーンフィルによるニューイヤーコンサートは　世界で一番視聴者数の多いテレビ番組らしい。（私の様な素人が聴いているくらいだから）

このコンサートのチケットは入手困難らしいが、（先祖代々　会員資格を確保している家もあるらしい）、　キャンセルが出て　運良くチケットが手に入っても　数十万円位の値段になる時もあるとか聞いた事がある？？（テレビの画面に　着物を着た日本人も映っていたけれど・・・）

他のウイーンフィルの演奏会も　聴きたい人が多すぎて　なかなか席は取れないらしい。




ブラームスホール（小ホール）
大ホールの見学が終わったあと、小ホールで　コンサートのリハーサルをしているのも見せてくれた。

このホールは　楽友協会理事だったブラームスにちなんで　ブラームスホールと名付けられているようだ。（なんと歴史のあるホール！）
ここも内部に金箔がはってあるらしい。（座席の照明が落とされていて暗かったが　確かに光っていた）



廊下にあった像・クララ・シューマンと書いてあった


廊下にあったバッハの像

ここの黄金のホールで　演奏を聴く機会はまずないので　目にしっかり焼き付けて帰ることにした。
今日は　（誰かのせりふじゃないけれど）今迄生きてきて　一番幸せな日だった！（かな？）