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2008年12月28日

映画 『私は貝になりたい』

映画 『私は貝になりたい』

このタイトルは知っていたが 本も読んでいなかったしフランキーさんの映画も観ていなかったので 今度は見ようと思って出かけた。
高知でようやく散髪屋を開店した豊松の所へ赤紙が届く。哀しい思いを隠して 妻の房江が夫の髪にバリカンを入れる。
配属されたところで捕虜の処刑を命じられ おそるおそる捕虜を銃剣で突く。
しかし 終戦後ようやく平穏な暮らしを手に入れた豊松に 思いもかけず戦犯として監獄に連れて行かれるという事件が起こった。

映画 『私は貝になりたい』

夫の帰りを待つ房江と子ども達

戻ってこられると言う夫の言葉を信じて待つ家族。
しかし占領軍による裁判で 予想もしなかった極刑を言い渡される。彼の銃剣は捕虜の腕をかすめただけだったのに・・・・・・。
いっぺんに奈落の底に突き落とされ 憔悴しきった豊松の姿が 目に焼きついた。
「こんなひどい目にあわされる人間なんて嫌だ。深い海の底の貝だったら・・・・? 生まれ変わるのだったら 戦争もない深い海の底の貝になりたい・・・」という言葉を残して豊松は十三階段を昇っていく。 終盤は涙が止まらなかった。
中居さんが 体重も落としてこの役に体当たりで挑んだそうで ラストシーンを熱演している姿は感動ものだった。




Posted by モッチ  at 14:06 │Comments(0)

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